木曜日

大腸がんの予後について

大腸がんの予後はそれほど悪くはありません。他のがんと比較してみても、きちんと手術が受けられれば、治癒する可能性が十分ある病気です。

大腸がんの予後として問題なのは、治癒してもその後に再発する可能性はあるということです。そして、肝臓や肺などの大腸以外の臓器に転移する可能性も秘めています。

だから、治療が終わっても、安心することはできないかもしれません。大腸がんが治癒しても、3年くらいは検査をしながら再発に注意しなくてはいけないと考えられます。

仮に3年間再発がなかったとしても、引き続き6カ月に一回程度は定期的に検査を行うことが重要になります。

治療後の検査としては、腫瘍マーカーによる検査、超音波診断、X線を用いた検査や、CTなどの検査も行います。厳密な検査を行う場合はCTなどの検査になります。

このように、いったん治癒しても油断ができないのが大腸がんの予後になりますが、5年生存率でみてもそれほど高くはないですし、しっかりと予後も注意して検査を行っていけば、通常の生活を送ることが可能であるということです。