火曜日

大腸がんの最新治療について

大腸がんの治療は欧米の方が進んでいます。その中でもがんに対抗できる遺伝子を使った治療が考えられています。

分子標的薬と呼ばれるものを使用して、上皮成長因子の活動を防いで、がんの活動も止めるような治療法も考えられています。

大腸にある細胞が粘膜の中で、どうしてそれががんになるかという原因というのも最近になってわかりつつあります。これにはApcとDpc4の2種類の遺伝子が関係しているといわれています。

最近ではこの2つの遺伝子の作用を阻止できるような薬物の研究もすすんでおり、遺伝子のコントロールをこちら側ができるようになれば、がん細胞の増殖や転移を未然に防ぐことが可能になり、抗がん剤よりもはるかに高い治療効果を期待できます。

ただ問題としては、いかに遺伝子の変異を予防するような薬を大腸がんの原因とされる2つの遺伝子に届けるかといったことが重要になってきそうです。

分子レベルでのことなので、まだ研究には時間がかかるかもしれません。