土曜日

大腸がんと便秘について

大腸がんになると便秘になりがちになります。当然ながら大腸は便の通り道でもありますから、大腸に何らかの異常があれば排便機能に影響が出てきます。

大腸がんの中でもかなり下の方にがんがあると、腸の中でがん細胞が腸壁の周囲を締め付けるような形になってしまったりします。

そうなると排便がこんなになり、原因も分からないまま便秘を我慢してしまいます。

直腸にがんができた場合は、便が出るにしても、便の形状が変わってきたりします。

現在は洋式トイレですから、自分の便を見るという習慣が少なくなってしまいました。普段から自分の便を見るということも、大腸がんの早期発見につながる時があるので、たまにチェックしてみるといいでしょう。

大腸がんが仮にかなり進んだ状態だと、大腸が密閉されたような状態になってしまいます。そうなると出口がなくなってしまいますから、吐き気がしたり、下痢が引き起こされることもあります。

原因がわからない下痢や便秘といった症状は大腸がんの可能性も考えられるので、ただの便秘や下痢と思わないで、受診してみた方がいいわけです。

そして血便だけでなく、便の形状や、排泄状況をたまにはチェックするということも忘れないことが大事なようです。意外と見落としがちな要素です。