大腸がんにも化学療法がありますが、大腸がんの場合はどちらかというと外科手術が基本ですので、術後の補助的な役割で抗がん剤を用いて行われることになります。
ただし、外科手術ができない場合は、化学療法が第一選択肢として行うことになります。
大腸がんの化学療法の一つに、術後補助化学療法というものがあります。大腸がんの外科手術といっても完全にがん病巣を取り除くことができない場合があります。
そうなるとリンパ節への転移や、再発をする可能性が出てくるわけです。
ですから、外科手術を行った後に、抗がん剤で再発や転移などを防止するために、化学療法を行います。点滴や口から薬を飲むといった一般的な治療法が取られます。
抗がん剤としてはフルオロウラシル、アドリアマイシン、イリノテカンなどで、これらの抗がん剤を組み合わせて化学療法を行うことになります。
ただ、大腸がんの化学療法に最適な、抗がん剤の組み合わせというものの絶対的な標準というものはなく、医者によっても、病院の方針によっても変わってくるものと考えられます。
また、アメリカや日本でも治療内容が違ったりしますから、確立した抗がん剤の組み合わせはなかなか難しいようです。