金曜日

大腸がんと出血の症状

大腸がんは消化器官で言うと、体の下の部分にあります。ですから大腸がんができたりすると、便と一緒に血が混じって出血することが多いです。

大腸がんではなく、これがたとえば胃がんなどでは、出血していたとしても、血便として出ることはなく、血便が出るということは、大腸がんを疑ってもいいと考えられます。ただし、痔である可能性もあります。

もし下血した場合は、痔であるか大腸がんの判別は、痛みを伴うかどうかでわかります。通常大腸がんの場合は痛みを伴いません。だから痔だと思って放っておくと大変なことになります。

大腸がんの場合は、S状結腸や直腸付近でできますから、そこを通る便に血が混じるので、血便として出るわけです。

また、血便として出る時に、血が黒ずんでいる場合があります。なぜそうなるかというと、大腸の奥の方のがんがある場合は、少し上の方になりますから、便が通る時に付着して、ある程度の時間がたってからになりますので、血便とともに出る出血が黒ずんでいます。

血便の色によっても、どこに大腸がんがどの部分にできているかということがある程度に分かるようになっています。

大腸がんの場合は出血をすると、それが血便という形で判明しやすいので、もし血便が出たら、すぐに検査をした方がいいでしょう。